イヌとネコの「口臭」とは?

年をとると何故口臭が強くなるのか?

イヌたち、ネコたちの口臭が気になる!

イヌたち、ネコたち。 人と共に暮らし、いつも寄り添い、もの言わぬけれども、いつでも飼い主を信じて、じっと帰りを待つ姿には、本当に心洗われる思いですね!
 
そのイヌたち、ネコたちは、愛情表現として飼い主の顔や手を舐めにきます。 飼い主にとってはうれしい事ですが、加齢にともない口臭が気になる場合も多いですね。「顔を舐めに来てくれるのは嬉しいけれど、最近腐ったような口臭が強くて気になる」という声を多く聞きませんか?
 
実は、仔犬、仔猫は生まれた時には、口内には口臭の原因となる物資はほとんどありません。だから仔犬・仔猫が、顔や手を舐めても口臭はほとんどありません。  
 
そうです。口臭とは、揮発性硫化化合物という、強い臭いをもつ物質が口の中で発生したり、息に含まれる事で起こります。 この口臭原因の物質の発生を抑える事ができれば、口臭は低減されたり、ほぼなくす事が可能となります。

  • 01
  • イヌ・ネコの口内細菌

生まれた時は口の中に細菌はほとんどいない?

 イヌ・ネコは、生まれた特にもともと口の中にいる細菌の種類はわずかで数十しかありません。
しかし、他のイヌやネコと食器を共通したり、互いに口を舐めたりする事で、細菌に感染します。 多頭飼育のケースでは、飼育するイヌやネコの口内の細菌の種類や割合が同じような状態である事も珍しくありません。 一方、単独飼育で室内飼育の場合などは、細菌の感染は少なく高齢になっても生まれた時とあまり細菌の種類が変わらないというイヌやネコも多数います。 このようにイヌ・ネコの口内の細菌は、まわりのイヌやネコたちから感染してくるのです。
 
次に、イヌとネコを比較するとネコの方が口の中の細菌の種類の増加が早い傾向があります。0歳のネコでも大人のネコと同等の細菌の種類をもつネコが多数います。 推測ですが、ネコの方が毛繕いなど、舐める行為が多く、その分仔猫でも親ネコや他のネコからの細菌の感染がイヌよりも早いのではと考えています。
 
イヌとネコの口内の細菌の種類は800種類以上あります。 この中で、イヌの場合であれば上位50種類の細菌で全体の82% ネコであれば88%を占めます。
そし概ね200〜300種類の細菌でほぼ全体の95%以上を占めます
 
これらの細菌の中で歯周病菌に注目するとイヌで全体の菌数の43%、ネコで39%を占め、イヌ・ネコの口の中で最も数が多いのは「歯周病菌」です。

歯周病菌群クリックで拡大

イヌ・ネコの歯周病菌とは?

それでは、イヌやネコの歯周病を引き起こす歯周病菌はどのような細菌でしょうか。 イヌとネコの上位50種類の口内細菌の中で、歯周病の原因菌は、イヌで19種類、ネコで17種類あります。
歯周病菌は、大半が嫌気性(酸素を嫌う)細菌です。そして、歯周病菌には、
 

初期・軽度歯周病菌群

歯の表面にバイオフィルムという細菌の集合体を作り、歯垢(プラーク)を作り出す。酸素の嫌いな歯周病菌の繁殖場所を作る。

中度歯周病菌群

歯垢(プラーク)の中で歯周病増殖して、歯茎を侵蝕。歯周ポケットが拡大。歯周病が中度・重度に進む過程で、多く検出される菌群

重度歯周病菌群

歯周ポケットの中で、繁殖。 3種類の菌が特に悪質で、骨組織や歯肉を壊し、毒素を出し、血液にも侵入する。強い口臭の原因でもある。

歯周病菌はそれぞれが役割をもつ

これらの歯周病菌群は、それぞれに役割があります。 初期・軽度の歯周病菌群は歯にくっついて歯垢(プラーク)を作ります。歯垢は、沢山の菌が密集しており、この歯垢の中で、空気の嫌いな歯周病菌が繁殖して行きます。そして徐々に歯周病の進行に合わせて、中度状態の歯周病で多く見られる菌群が繁殖し、そしてより歯周病が進行して重度になると、重度歯周病菌という毒性が強く、組織を破壊し、免疫から自分を守る機能を持つ、やっかいな重度歯周病菌が増えてきます。 この重度歯周病菌は、毒素を出し、強い口臭の原因にもなるほか、骨や歯肉を破壊しますので、深刻な症状に発展します。 さらに一部の菌は血液をエネルギーとして、血管にも侵入して全身に広がるものもあり、特に注意が必要です。
 
これらの菌は、多くが人間とも共通です。 特に悪質な重度歯周病菌は、イヌ・ネコと人間も共通します。 また、人間と共通する歯周病菌以外に、イヌやネコはそれぞれに特徴的に多い細菌群があります。 
イヌ・ネコたちの歯周病の状態を把握する為には、これらの多数の細菌の状態を一斉に分析する事が必用です。 まだ歯周病が初期段階でも、中度歯周病菌が増殖していれば、歯周病は中度に進行して行きます。 重度歯周病菌が多い状態では、治療も難しくなります。 より早く獣医師の治療が必要かもしれません。 
 

なぜ歯周病がこわいか?

イヌ・ネコの歯周病の原因となる菌は、イヌ・ネコに特徴的に多い菌群の他、何と重症な歯周病を引き起こす原因となる菌群は「ヒト」と共通しています。 酸素を嫌い、歯と歯茎の間の歯周ポケット内部で増殖する重度歯周病菌は、血液を栄養源として毒素を生成し、イヌやネコの免疫系を抑制し、骨組織、歯肉を破壊します。 さらにやっかいなのは、重度歯周病菌は、血管に侵入して全身に回る菌もあり、全身疾患の原因にもなります。人間では、糖尿病の症状悪化に歯周病が関与しているという報告もあります。
 
人間の場合、歯周病の進行で歯を支える骨組織が侵蝕され、歯茎も侵され歯がぐらついたり、「痛み」が出ますので、自ら歯科医師の治療を受ける事ができます。
しかし、イヌやネコたちは「痛み」があっても、それを伝える事はできません。 歯がぐらつき、痛みが生じて、嚙む事が困難になっても飼い主が気付かない限り動物が主張する事はできません。そして歯周病は、歯の根元で静かに進行しますので、気付いたときは手遅れ、抜歯や、全身麻酔での治療などイヌやネコたちの負担も大きな措置が必要となるケースも多数あります。 特に老犬、老猫だと麻酔治療が困難な為、治療が十分にできないケースも多々あります。 
 
そして歯周病は口臭の原因でもあり、腐ったような口臭を生じさせます。 年をとったイヌ、ネコたちの多くが口臭を有する事も歯周病が大きな原因です。 さらに歯周病菌は毒素も生成します。この歯周病菌は、腸内へも拡がり、腸内細菌からも歯周病菌が検出されるケースも多々あります。 健康で健やかな生活に「歯周病」は、サイレントキラーと呼ばれる「大きな脅威」でもあります。

  • 02
  • 遺伝子分析が示す「口臭・歯周病」

最新の遺伝子解析法による口臭・歯周病菌の解析

次世代シーケンサーと呼ばれる最新の遺伝子解析装置は、一度に口内の数百種類に及ぶ細菌個々の遺伝子配列を特定し、種類と菌数を明らかにします。 従来からの細菌を検査する遺伝子分析法は、遺伝子配列の分かっている遺伝子の有無を検査します。 このため遺伝子配列が分からないと検査はできませんでした。次世代シーケンサーは、個々細菌の遺伝子配列そのものを解析します。 このため遺伝子配列が不明であった細菌も一括して特定が可能となります。そして膨大な遺伝子配列データを世界規模で作成されている細菌データベースと照合する事で、菌名を特定してゆきます。 培養する事ができない為、未知の菌であったものや、遺伝子配列が不明で遺伝子分析も困難であった細菌も一度に解析する事が可能となった為、新種の細菌や、従来は同じ分類と思われていた細菌が実は、別の種類であったりするなど、細菌研究分野では、まさに革命を引き起こしました。
また数百に及ぶ細菌の種類と菌数が一度に解析できる事から、多数の細菌の相互関係など新たな研究が急速に進行しています。anicareプロジェクトでは、ドイツ・Tentamusグループの日本法人Tentamus Japanの専門研究チームがイヌ・ネコなど動物の口内・腸内細菌叢(フローラ)の遺伝子解析を行っています。 次世代シーケンサーの他にも、シーケンサーで重要な役割を持つと判明した特定の菌(例えば重度歯周病菌)の迅速遺伝子定量を行う為のリアルタイムPCRと呼ばれる遺伝子解析装置など多数の遺伝子解析装置を駆使してイヌ・ネコの歯周病菌の解析に取り組んでいます。 

歯周病は、どの程度イヌに拡がっているのでしょうか?

anicareプロジェクトでは、イヌ・ネコの歯周病や口臭の状態について、遺伝子解析データと研究に協力頂いている獣医師による診療データを総合して解析を行っています。
 
イヌの場合、歯周病ステージ1(なし) 2(軽度) 3(中度)での分類により、
 
10歳以上の老犬では、実に38%が歯周病のステージ3(口臭・痛みを伴うの歯周病中度レベル)にあり、軽度と併せると65%が歯周病に罹っています。 1-9歳の成犬でもステージ3が12% ステージ2と併せると35%が歯周病に罹っています。 
 
仔犬(0歳)段階では、歯周病のイヌはゼロであった事からも、イヌは成長過程で歯周病が増加しています。 各成長過程別での歯周病菌群のグラフを見れば、仔犬ではほぼ歯周病菌がいない状態から、年齢が増えるにつれて、中度・重度歯周病菌、イヌ・ネコ歯周病菌が増加している事が明らかです。 歯周病菌は、他のイヌの唾液や舐め合う事での感染、食器の共用などでの感染と、多頭飼育の場合は、同居のイヌからの感染が起こります。 
 

 


 

ネコは、0歳仔猫でもすでに12.5%が歯周病菌に感染

ネコの成長過程別での歯周病の保有率は、イヌよりもさらに悪化します。
歯周病ステージ1(なし) 2(軽度) 3(中度)での分類により、
 
10歳以上の老猫では、実に40%のネコが歯周病のステージ3(口臭・痛みを伴うの歯周病中度レベル)にあり、軽度と併せると実に80%が歯周病に罹っています。 1-9歳の成猫ではステージ3が8% ステージ2と併せると58%が歯周病に罹っています。 さらにイヌの場合と異なり、仔猫(0歳)段階でも、12.5%が軽度の歯周病にかかっています。
 
イヌよりもネコは、より歯周病の拡がりが大きい事が分かります。 
 
各成長過程別での歯周病菌群のグラフを見れば、仔犬ではほぼ歯周病菌がいない状態であるのに、対して
 
仔猫(0歳)でも歯周病菌保有はすでに40%弱である事が分かります。
 
ネコの場合は、イヌよりもより早い段階から歯周病菌の感染が始まっている事から、ネコの歯周病対策も非常に重要である事が分かります。
 

 



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イヌ・ネコの口臭と歯周病は明らかな比例関係がある!

イヌの場合:
10歳以上の老犬では、43%が口臭有り、46%が少し臭うと判定され、約90%のイヌに口臭が有ります。1-9歳の成犬では、42%が口臭が有る、少し臭うと判定されています。 仔犬(0歳)段階では、口臭がある仔犬(0歳)は、ゼロ!です。 
 
ネコの場合:
10歳以上の老猫では、33%が口臭有り、67%が少し臭うと判定されました。つまり、10歳以上のネコすべてに口臭が有ります。1-9歳の成猫では、75%が口臭が有る、少し臭うと判定されています。 イヌとは異なり、仔猫(0歳)段階でも、17%の仔猫に少し口臭事がわかります。 
 
ここで重要なポイントですが、成長過程別の口臭レベルと歯周病菌の保有割合との関係を統計的に解析すると明らかに相関関係があります。 データ解析の点からも、口臭と歯周病は強い比例関係を持ちます。 つまり歯周病を抑制する事ができれば、口臭も少なくなるという事です。
 

 


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  • 03
  • サンプル採取は簡単!

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口内歯周病遺伝子検査の為のサンプル採取方法

遺伝子検査というと難しく感じますが、サンプルの採取方法は、簡単です。
 

送付されたキットを開封
綿棒と保存用チューブを取り出す。
綿棒を取り出し、イヌ・ネコの口(上あご犬歯付根、歯茎を綿棒でこすって採取)
口内歯周病菌は、空気を嫌い、歯の付根・歯茎の間に生息します。 綿棒を回転させて付着させてください。(歯周病の場合、血が出る場合がありますが、血液がついても問題ありません)
綿棒の中央に折る為の切り込みがありますので、ここで折ってください。
保存チューブに入れて、しっかりフタを締めます。
保存液が綿棒部分にしっかりつかるように、数回振ってください。
同封の封筒に入れて投函してください。
キットには、結果の閲覧用のユーザーIDとパスワードを印刷したシートが同封されています。結果閲覧の際に、必用ですので、大切に保管してください

 

 

 
 
 

  • 04
  • 結果を一括表示

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イヌとネコの「口臭」と「歯周病」原因菌の口内の構成を詳細に報告

ヒトの口内細菌による口臭や歯周病の研究は世界中で積極的に推進されています。 それでは、イヌやネコはどうでしょうか? イヌを対象とした歯周病の研究がいくつか発表されていますが、まだまだ少数です。 ネコについては、ほとんど研究例がありません。
このためanicareプロジェクトでは、まずイヌとネコの口内の細菌構成を把握する事から開始しました。
 
そしてイヌ・ネコたちの口内細菌サンプルの収集と分析に加えて獣医の先生のご協力を得て受診したイヌ・ネコたちの口内細菌サンプルの分析を進め、イヌ・ネコの歯周病ステージ、口臭のレベルの診断データ、生育データ、解析された遺伝子データを総合したデータベースを構築しました。このデータベースを解析する事で、口臭と歯周病の進行の関連や、各細菌相互や、歯周病や口臭との関わりが明らかになります。 数百頭単位での大規模なイヌ・ネコの口内細菌の遺伝子解析は日本でも初めての取り組みです。
 
イヌ・ネコ数百頭の解析データベースを基礎に、イヌ・ネコ別に歯周病の軽度〜重度の各歯周病菌群の割合、重要な菌種の構成割合、そして各菌の年齢、性別、品種、口臭レベルや歯周病ステージ、体重や体長など実に多数の項目について、個別の菌や菌群の相関や症状との関係などをデータ解析されてゆきます。
 
個々のサンプルの遺伝子分析の結果は次のように各菌群と個別の細菌の詳細な菌の構成割合(%)とその菌の特徴、平均値、そして分析値に基づく口臭レベルと歯周病ステージの予測値、総合したコメントが報告されます。
 

口臭原因菌・歯周病の程度別原因菌

イヌ・ネコ平均値と個体の検査結果、リスクスコア(口臭・各菌群:陰性から重度陽性)

重度歯周病菌個別検%(3種) 

検出値と平均値 菌の特徴

中度歯周病菌個別検%(6種) 

検出値と平均値 菌の特徴

初期・軽度歯周病菌%(3種) 

検出値と平均値 菌の特徴

イヌ・ネコ歯周病菌%(8種) 

検出値と平均値 菌の特徴

口臭原因菌% (8種) 

検出値と平均値 菌の特徴

口臭レベル・歯周病ステージ予測値(AI解析値)

歯周病菌・口臭原因菌の検出からAIによる予測推定値

分析結果総評コメント

 
またこの分析検査では、遺伝子分析の各細菌の検出値を統計解析して、菌の構成割合から予測される口臭のレベルと歯周病のステージ(1ない 2初期 3中度 4重度)を予測値で報告します。
 
AI解析法の一つ、ニューラルネットワーク解析により歯周病菌の細菌構成から、想定される口臭レベル・歯周病ステージを算出するもので、この解析法で出された予想口臭レベル・歯周病ステージの値と実際の診察データと比較した場合、現在の精度は、85%です。
 
この予測値は、動物医療診断ではありませんので、口臭や歯周病状態の参考指標です。 anicareプロジェクトは、このような参考指標が、獣医師による医療診療を受けるきっかけとなる事を期待しています。
 
また各個別の菌の解析値に加えて、解析項目を総合したコメントも提供されます。(本解析は遺伝子レベルでの口臭・歯周病菌の口内状態解析であり、医療診断ではありません。 口内口臭・歯周病菌の健全さ解析し、獣医師による適切な診察、歯周病治療や、飼育状態での口内健康状態の把握にお使いください)
 
 

anicareプロジェクトが目指すもの

anicareでは、イヌ・ネコそれぞれの1回の分析で特定される細菌の種類は200種類程度に及びます。 これらの細菌の菌数と歯周病のステージや、口臭のレベル、イヌやネコの品種や年齢での各菌との関係など、より深い解析を進めています。 
 
anicareで口内細菌の遺伝子解析を受けたイヌ・ネコたちのデータはデータベースに保存され、次の解析時には、変動について解析されます。 このため歯周病治療後の状態のチェックや、歯周病や口臭の進行の有無についても、遺伝子レベルでのチェックが可能となります。
 
また解析結果は、スマートフォン、PCで簡単に閲覧できますから、いつでもチェック可能です。
 

 

そのサプリは、本当に効果がありますか?

口臭の主な原因は、VSCと呼ばれる硫黄化合物で、このVSCの代表的なものが「硫化水素」「メチルメルカプタン」「ジメチルサルファイド」の3種類です。 この中で、メチルメルカプタンは、野菜や魚の腐ったようなにおいで、硫化水素の10〜20倍の強い臭気を持ちます。 硫化水素は、口内が乾いたような状態で生じる生理的な口臭で、ジメチルサルファイドは、内臓疾患や腸内細菌により発生した成分が血液を通じて肺から呼気として出るものです。 この中で、メチルメルカプタンは、歯周病菌、特に重度の歯周病菌が発生させるもので、
 
歯周病が進行する程、口臭原因物質の生成量が増える事から、より口臭が強くなります。 口臭を抑える効果を謳うサプリには、口内の臭い物質を吸着する効果のある物質や、口内の乾燥を抑えるなど、いろいろはものがありますが、最も強い臭いを生み出す歯周病菌の増殖を抑えない限り、効果は一時的なもので、すぐにもとの口臭状態に戻ります。 口臭の原因となる歯周病菌の増加を止めない限り、口臭を低減する事は困難です。 

口臭・歯周病の抑制に取り組む!

 
anicare(アニケア−)プロジェクトでは、科学的に歯周病菌を把握する技術開発と並行して、口臭の原因でもある歯周病菌の増加をどのようにすれば抑制できるかについての研究を行っています。 獣医師による適切な歯周病治療を行う事が、もちろん最優先ですが、歯周病菌の増殖を予防したり、治療後も歯周病菌が再度増加しないようなケア、サプリなどがあれば、イヌたち、ネコたちの健康維持にとても有効と考えます。 この為にさまざまな手法による口臭・歯周病菌の抑制や低減効果の有無について、遺伝子解析による科学的な効果測定を行っています。anicareプロジェクトから、日常的な口臭・歯周病の予防に効果的な手法が誕生すれば、すばらしいですね。 歯周病菌状態のモニター、サプリ等の効果測定にご協力頂けるよう、遺伝子検査を受けられたイヌ・ネコの飼い主の方に、モニター参加を個別にご案内致します。(2020.4月まで予定)
 

オンラインショップ

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